子供をお絵描き教室に通わせたいと考えているお母さん達は多いと思います。
お絵描き教室、私も学生時代アルバイトとして働いたことがあります。
やはり、個人経営のお絵描き教室はそこの先生のカラーはすごく出るものです。
真っ白な状態の子供に、何から教えていくべきか、
神経を使うところです。
娘が幼稚園に入学したのを期に、娘をお絵描き教室に通わせてみようといろいろあたってみました。
しかし、どこも、これくらいの子に教えてくれるのは、クレヨン画か、工作くらい。
それなら、幼稚園で教えてくれますし、ほおっておいても勝手に描きます。
もっと、子供の持ってるものを、芯の方からえぐり出してくれるような
そんな教室はないものか。
我が子も見ていて思うこと、うちの子にかぎらず、このくらいの子達は
なんてすばらしい感性を持っていることか。
それに、0から完成に持っていく力がすばらしいのです。
「それ、何描いてるの?」と思う絵を、自分なりのデファルメで完成に持っていくのです。
大人には真似のできない才能です。
私は考えました。
この子達なら、使い方さえ教えればいろんな画材が使いこなせる。
ミクストメディアの作品もさらっとやってのけるのでは?
どこも教えてくれないなら、自分でやらせてみればいいのだ。
私は、幼稚園年少組の友達数名と地域センターをかりて、
まずはアクリル絵の具を使わせてみました。
何がなんだかわからない子供達は、最初はキャンバスにチューブからそのまま
出してねちょねちょしていましたが、すぐに慣れて、豚毛の筆で描き始めました。
アクリル絵の具は子供用の絵の具より高価ですので、少しもったいないですが、
しっかりその感触、なにをしたらどうなるのか、をわかってもらいたく、そうしました。
おかげで、2枚目の絵からは、すっかり絵の具に慣れていました。
エージングという技法も教えてみました。
壊れたおもちゃをもっとぼろぼろにするよ〜と教えたら、
びっくりするほど上手にできました。
みんな、何かを作ることが大好きなようです。
こんな素直になんでも吸収してしまうこの時代、
いろんなことをやらせてあげたい、と切に願います。