脂肪は増えすぎると健康に確実に害を及ぼします。
そのため余計なものだと考えがちですが、からだにとって
なくてはならない存在でもあります。
からだの脂肪組織は
1.寒さから身を守り、体温を一定に保つ役割
2.からだの中でいわゆる宙づり状態になって存在する
各種臓器を、外部の衝撃から守るクッション材としての役割
3.生きていくうえで必要なエネルギー減としての役割
以上のものを果たしているといえるのです。
エネルギーとして見た場合、糖質やたんぱく質は1gあたり4キロ
カロリーのエネルギーになります。しかし脂肪は同じ1gあたりで9キロ
カロリーのエネルギーであり、優れたエネルギー源といえます。
1キロカロリーは0度の水1ccを1000度にまで上昇させる
エネルギーです。
わずか1キロカロリーの違いだけでも、エネルギーとして見ると
大きな違いがあるのです。
脂肪1kgを減らすためには、中性脂肪の場合、0度の水1ccを
9000度にまで上昇させるだけのエネルギーを燃焼させなければ
いけないのです。