昨年夏の参議院選挙と都知事選において
特定の候補者ばかりを報道したということで
BPOでの検証に入っていたという話が
ありました。
この結果としては「質的公平性があればいい」
というもの量的公平性である、報道時間と
いうのは必ずしも公平でなくてもいいと
いうものでした。
都知事選報道についてのBPO判断
私が重要だと思ったのは「求められる公平性は“質”」ということ。
大阪が松井橋下体制になって以降MBS・ABCの姿勢はどうだったのか?⇒ pic.twitter.com/Zrr2mn4WNa— ⚡ダレル⚡ (@xv1700pc1647) 2017年2月7日
「BPO・放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会は去年の参議院選や東京都知事選などを受けてテレビの選挙報道全般について討議してきました。」
テレビ局連合の自主規制は、ガバガバということですね。
外部にチェック機関作りましょ。#tvasahi #報ST pic.twitter.com/ctCUVP9oYR— きやすめ。秋のパヨパヨ祭り (@ZeroE13A1) 2017年2月7日
これであれば、報道の特集をうまく組むことに
よっていくらでも操作できる、というより
今までの報道は正しかったということに
しかなりません。
一方、すべての候補者を均等に報道すれば
いいのかというと、あまりにも泡沫候補が
多い場合はどうすればいいのかという
問題もあります。
参院選、都知事選の候補者を見ていれば
わかりますが、正直ヤバイと表現するのが
正しいレベルの候補者が結構いましたよね。
そういえば、医療大麻の人もそうでしたっけ・・。
下手に泡沫候補を報道すると完全に
売名行為になってしまうというところも
ありますよね。
報道のされ方によっては、数百万円の
供託金を支払っても広告効果として十分に
出てしまいます。
その売名で知名度を売りにして、
商売でもされたら、大儲けできるかも
しれません。
だから量的公平性というのは政権放送でも
ない限りは無理があるということにもなります。
このあたりをどうすればいいのか、
質というのは何を指して質なのか、
もう少し踏み込んだ回答をしてほしかった
ようにも思います。
下手に宣言すると次の報道の縛りが
できてしまうので言えないというところも
あるのかもしれません。