youtuberのヒカルが無期限活動停止ということでニュースになっています。
VALUという株と同等のサービスの売り抜けで詐欺に極めて近いグレーな行為をしたということ。この事実が完全に炎上してしまって収まりが就かなくなったということが挙げられます。
さらに、普段からのヒカルのキャラが煽り系だったためにこの炎上が止まらなくなるということがありました。
VALU、そして株の売買の仕組みについて無知だったために意図せずともやってしまった、またVALUの仕組みを利用して儲けようとしている連中の話に乗ってしまったということがあります。
これは知らなかったということで済ませられる話ではありませんし、今回のような事態もやむをえないという話になるのかと思われます。
youtuberのリスク
今回の騒動の件からもわかるようにyoutuberにはリスクがあると考えます。
youtuberは自分自身が商品ということになりますが、今回のように一瞬の出来事で自分自身の価値が急落し、吹っ飛んでしまうリスクがあるということです。
さすがにこの人は、時間とともに復活はするでしょうけど、同じキャラはもうできないかもしれません。
また別事業でもいくらでも生きる道は見つかるかと思います。
ただ、同様のリスクは他のyoutuberにも等しくあることになりますし、こうした事件が発生した際にもうどうにも復活しようがなく、道が閉ざされてしまう可能性というのも出てくることでしょう。
芸能人が不祥事で一気に追い込まれて、その後謹慎をして、時間をかけて復活するも、もう以前のように輝けない微妙なポジションになってしまうということはよくあります。
youtuberも結局この芸能人と同じことです。
歌手であったり、何か特別な芸を持っているのであればその道でということもあるのでしょうけど、youtubeに出てきてその枠の中で人気ということであれば、そのコミュニティに受け入られなくなってしまえばそれで終わりなのです。
芸能事務所と違いサポートが薄い
芸能事務所の場合、事務所の力というような話はよく聞きます。最近では契約形態等でいろいろな問題も起こっていますが、基本的には事務所のサポートがある前提なので、所属している芸能人等は仕事をあっせんしてもらえたり、発言や撮影等も助けてもらえたりもするわけです。
youtuberではそういった事務所のサポートがありません。今回の事件も、事務所には所属していたということがありますが、このyoutuberの事務所はまともにサポートが出来ていない、常識的な社会人としての対応すらできないということが判明してしまっています。
若くして異端児として成り上がった企業ですので、一般的な社会のルール、コンプライアンス等についても相当な甘さがあったということです。
youtuberに関しては事務所サポートという面でもかなり不安定だということがわかります。
youtuberを続けることは難しい
今回の事件の対応をみて、ますますyoutuberであり続けるということは難しいことだと感じています。趣味でyoutubeに出演する分には自由ですが、それを仕事として食べていくというのは大変なことなのです。
動画を制作するのが大変、ずっと見てもらえるかわからない大変さというのもありますが、それよりもこういった一発の炎上によるダメージが大きすぎるというのもあります。
そして結局のところ、youtubeの中だけの世界であるためいざyoutubeがシステムを変更する、条件を改悪するとなると突然生活できなくなるというリスクもあります。
youtubeも今後一生続くサービスであるかどうかもわかりません。
サービスが生きていても、アカウントがBANされる、投稿規制をされる等のこともないとはいえません。
無くなったときは無くなったときで変化に対応していく者もいるということになるのでしょうが、やはりyoutuberは普通の職業よりも、極めてリスクが高い職業であるということになるのでしょう。