先ほど報道ステーションで、愛知県知事がいじめ内申点の問題で
対象の生徒が受験するまでには対応すると動くことが発表されました。
いじめ内申点の問題は先日報道ステーションで報道されたばかり。
愛知県の女生徒が学校でいじめにあい、学校に登校できない状態に
なってしまった。本人は勉強する意欲があり、高校に進学を希望しているが
登校するといじめにあってしまうため、登校時間をずらし別室で
個人で自習をするという特別な方法を学校側と行っていた。
ただ愛知県の高校受験の制度では内申点が必要となる仕組みとなっていた。
その生徒は勉強を一生懸命頑張り、学年でも上位の成績を取るまでに
なったが、学校の教室に出席していないという理由で内申点が悪く
つけられ、その影響で進学できない可能性が出てきていた。
いじめの加害者は今も普通に学校に行き進学できるのに
被害者が、一生懸命頑張って勉強で良い成績を取ったとしても
いじめられて教室に入れなくなったことを理由に悪い点がつき、
それを努力してカバーする方法がないというのは理不尽!と
いう内容でした。
今回、愛知県知事が動くことにより、少なくともこの生徒が救われる
可能性が出てきたことになります。
いじめが起こること自体も問題ですが、まずは、このいじめられても
一生懸命頑張る人を救わなくてはいけません。
このように知事というトップが前面に出て表明するようになってきたのは
とても良いことだと思います。トップが動くから、下も動く。
これこそが知事という職業の役割ではないでしょうか。
「人間関係が上手くいかんけど成績良いからで認められる社会ではないので、被害者少女のためにはならん」
「学校へ行っていることをきちんと評価するために内申があるんでしょ」
等の声もありますが、それはいじめられた経験のない人がいうセリフだと思います。
「いじめられる方にも原因がある」なんてことをよく聞きますが、
本当にいじめられる原因を作っていじめられた人は悪いんでしょうか。
明らかに「いじめる人が悪い」のをすり替えしていますよね。
いじめられる原因を作る人=自分の気に食わない人がいれば
いじめてもいいということになってしまいます。
こんな社会が正しいはずがありません。
まずは愛知県で新しい功績を作ってもらいたいと思います。