モンスターエナジーのドリンクのカフェインで以下のようなニュースがありました。
米メリーランド(Maryland )州で19日、栄養ドリンク「モンスター・エナジー(Monster Energy)」に
含まれる多量のカフェインが原因で娘(14)が死亡したとし、遺族らが製造会社を相手取って訴えを起こした。
原告の代理人によると2011年12月、アナイス・フルニエ(Anais Fournier)さんは死亡するまでの
24時間に700ミリリットル入りのモンスターエナジーを2本摂取しており、これに含まれる
カフェインの量は480ミリグラムだったという。缶入りコカコーラ(350ミリリットル)14缶分のカフェイン量に相当する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000040-jij_afp-int
モンスターエナジーとはコレ↓です。レッドブル等と同系統の栄養ドリンクです。
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2本栄養ドリンクを飲んだだけで本当に死亡してしまうのか?
私達はそんなに危険なものを飲んでいるのか?とちょっと調べてみることにしました。
決してカフェインは栄養ドリンクだけに含まれているものではありませんので。
食品に含まれるカフェインを見ると以下のようになっています。
緑茶235ml: 30-50mg
紅茶235ml: 47mg
コーヒー (インスタント)235ml: 62mg
コーヒー (豆から抽出したもの)235ml: 95mg
コカ・コーラ350ml: 35mg
財団法人日本中毒情報センターの情報だと
カフェインの致死量は3〜10gとなるそうです。
仮にカフェイン3gから危険と定義すると
緑茶で100杯で危険に入るということになります。(理論値は60杯~333杯の間)
コーラでもこの数値は変わりません。(理論値 85杯~285杯の間)
インスタントコーヒーでは理論値48杯~161杯になります。
モンスターエナジーを2缶飲んで480mgのカフェインとなっても
致死量の僅か6分の1以下。緑茶16杯~と同じレベル。
ちょっとこのニュースは疑わしいですね。14歳という年齢と、
特異体質という可能性もあった場合、販売元に責任が及ぶような話なのでしょうか。
カフェインという言葉に目が行きがちですけど、緑茶やコーヒー等
日常的に飲む飲み物であっても度を超えると十分害悪だということ、
また逆に普通に飲む分には全く問題なく騒ぐような話ではないということです。