フェイスブックが赤字転落したというニュースが流れています。
この流れを見て、ちょっとセカンドライフ化?なんて
過去の話も思い出してしまいました。
米フェイスブック、47億円の最終赤字に 7~9月
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN24007_U2A021C1000000/
過去、セカンドライフがweb上に仮想世界を作って、
さまざまな企業も出店して、土地が売買できたりして、
ここが次の世界のネット交流の場になっていくのか?というような
期待を込めた声がありましたが、結果としては、
一般層にまで広がらず萎んでしまいました。
では、フェイスブックはどうなのか?
フェイスブックについては一般層まで届いたのでセカンドライフの問題で
あった一般層への普及に関してはクリアしたといえます。
ただ、これ以上の活性化が行われているのか?となると
とても微妙、特に日本においては微妙のように感じるのです。
最初、興味本位で登録していたほとんどの方がフェイスブック上から
離れていっているように見えます。
結局、登録したけどそれ以上のものがなかったので。
全て完全実名で不特定多数の人に対してプライベートを赤裸々に
見せたい人というのはそんなにいないのではないでしょうか?
自分のプライベート自体が売りである芸能人関係や
コンサルタントというような職業であればよいのかもしれませんが
会社員で会社に関して秘密保持義務を持つ方々が、発信できる内容は
有益な内容等ではないものになりますし、その内容が不特定多数で
取引先やライバル社に見られてもいいのかと考えた場合、
更に発言できる内容が限られます。
そうして、結果としては中身のないプライベート写真だけに
なっていくという流れがあるように思います。
ここまで来るとmixiと別に変わらず、やりたい人だけがやれば
いいというものでしかなく、また別に同様のSNSが出てきた際には
ブームとともに移っていく。
それだけの存在になってしまうと思うのです。